眼瞼けいれん ボトックス注射 | 葛飾区立石駅前みずほ眼科

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〒124-0012 葛飾区立石1-15-5 みずほメディカルモール3F
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眼瞼けいれん ボトックス注射

眼瞼けいれん ボトックス注射

眼瞼痙攣について

眼瞼痙攣とは

目の周囲の筋肉が痙攣(けいれん)して、目が開けにくくなったり、瞬(まばた)きがうまくできなくなったりする疾患です。
原因としては、脳内からの正しい指令が伝わらず、目の開閉がうまく機能しなくなることが考えられています。
しかし、発症原因が完全に解明されているわけではないため、主に対症療法が行われているのが現状です。

眼瞼痙攣の症状

眼瞼痙攣の初期症状としては、まぶたの辺りの不快感、光をまぶしく感じる、瞬きが増える、などが挙げられます。症状は、普通は両目に同様に生じますが、左右差が見られるケースも少なくありません。
症状が進行すると、まぶたが頻繁に痙攣し、目をうまく開けていられなくなるため、人や物に衝突してしまうなど、日常生活に支障が出るようになります。さらに進むと、自分の努力ではまぶたを開けられなくなり、視力には何ら問題が無いのに、機能的に目の見えない状態になったりします。
症状の進行は早くはないものの、治療せずに自然に軽快するようなことは、まずありません。また、精神状態の影響を受けることも多いようです。そのため、普段は重い症状があるのに、医療機関の診察室に入ると、まるで症状が出ないといった症例も見受けられます。

こんな症状はありませんか

下記のような症状がありましたら、早めに医師に相談しましょう。

  • 光がまぶしく感じられる
  • 瞬きの回数が増えた
  • 片目だけをつぶる
  • 口元がぴくぴくする
  • まぶたがぴくぴくする など

眼瞼痙攣の診断までの流れ

眼瞼痙攣は下記のような流れに沿って、診断が行われます。

1.問診

上記のような症状を覚えて医療機関を受診すると、まず問診を受けます。具体的な症状や日常生活の様子などについて質問がなされます。

2.検査

瞬きテストを行います。「軽く瞬きをする」、「瞬きを速く行う」、「強く目をつぶる」などの簡単な内容ですが、眼瞼痙攣の患者さんでは、こうした動作をスムーズに行えなくなります。

3.診断

眼瞼痙攣には、症状が似ていて見分けのしにくい病気がいくつか知られています。医師はそうした紛らわしい病気との鑑別をした上で、眼瞼痙攣と確定診断します。しかる後に、重症度を判定し、さらに治療へと進みます。

眼瞼痙攣の重症度の判定

下記の項目にあてはまるかどうかで、眼瞼痙攣の重症度を判定します。

  • 本人の自覚症状のほかに、他の症状が現れていない。
  • 規則的に軽く瞬きをしたり、速く瞬きをしたりすることができない。強く瞬きすることしかできない。
  • 目を強くつぶると、開ける時に痙攣を伴って、うまく目が開けられなくなる。
  • ほとんどいつも、まぶたが閉じている。
  • 自分の努力では、まったく目を開けられない。

眼瞼痙攣の治療

原因不明の病気のため、まだ根本的な治療法は確立されていません。症状を抑えるために薬物内服療法を用いることもありますが、現在ではボツリヌス療法が主流となっています。

薬物内服療法

症状が軽い場合には抗パーキンソン薬、抗コリン薬、向精神薬などを服用します。服用しても改善されない場合には、次に紹介する「ボツリヌス療法」をお勧めすることになります。

ボツリヌス療法(ボトックス注射)

現在、眼瞼痙攣で主流となっている治療法です。痙攣しているまぶたの筋肉にA型ボツリヌス毒素製剤(ボトックス)を注射します。A型ボツリヌス毒素製剤は痙攣の原因になっている神経の働きを抑え、筋肉の緊張を和らげることで症状を軽くすることができます。個人差はありますが、1回の注射による効果の持続期間はおよそ3~4ヶ月です。そのため、効果が無くなるたびに再投与する必要があります。稀に、まぶたが閉じにくくなるなどの副作用もありますが、そのほとんどが1ヶ月ほどで消失します。
「毒素」と言っても中毒症状は起こしませんし、ボツリヌス菌に感染するといった危険もありません。眼瞼痙攣の治療として1回に使用されるのは少量なので体への負担も少なく、治療時間も短いため、日常生活に組み込みやすい治療法であると言えます。

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