抗VEGF注射 加齢黄斑変性 | 葛飾区立石駅前みずほ眼科

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〒124-0012 葛飾区立石1-15-5 みずほメディカルモール3F
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抗VEGF注射 加齢黄斑変性

抗VEGF注射 加齢黄斑変性

抗VEGF薬治療について

血管内皮増殖因子(VEGF)を阻害する抗VEGF薬を硝子体内注射することにより、病状の進行を抑える治療です。加齢黄斑変性に対する代表的な治療法ですが、糖尿病黄斑浮腫や網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫にも適用されます。具体的にはルセンティスやアイリーアといった薬剤を直接眼内に注入し、新生血管を退縮させ、病変を改善させます。導入期では月1回の注射を3か月間繰り返します。その後の維持期は病状に応じて適宜注射していきます。定期検査は月1回程度、視力検査や眼底検査、患部の光干渉断層撮影等を行い、病変部の変化を確認します。
外来にて短時間で行える有効な治療法ですが、数か月で薬物が代謝されて眼内から無くなってしまうため、その間に改善が得られない場合は複数回の注射が必要になります。また、非常にまれですが、注射の際に眼内に細菌が入って眼内炎を起こすケースもあります。万が一眼内炎が起きた場合、早急に硝子体手術を行わなければいけなくなります。

薬剤注射 血液成分の漏れが少なくなり浮腫が抑えられる 硝子体
硝子体注射の流れ
点眼消毒・麻酔
1.点眼麻酔・洗眼を行います
注射
2.顕微鏡を使用して強膜から針を刺し、硝子体内に抗VEGF薬を直接注射します。
3.注射後は眼圧が上昇することが多いので、しばらく処置室で安静にします。
注射
4.異常が無いことを確認できたら、お帰りいただけます。

加齢黄斑変性について

黄斑とは
視力 中心窩 黄斑 視神経乳頭

網膜の中でもっとも重要な部分は、物を見る中心部分となる黄斑です。黄斑は図のように視力に最も関わりが深く、色を識別する細胞のほとんどはこの部分にあります。よって、黄斑に異常が発生すると、視力が下がってしまいます。

加齢黄斑変性とは

加齢黄斑変性は、眼底の中心部分である黄斑に異常な老化現象が生じて出血や浮腫(むくみ)を起こし、視野の真ん中が見えにくくなったり、歪んだりする病気です。黄斑に異常が生じると、それがわずかなものであっても視力を低下させ、しばしば回復が困難となります。欧米では成人の失明原因の第1位であり、また、日本においても社会の高齢化と生活の欧米化により近年著しく増加し、現在失明原因の第4位(全体の9% 第1位は緑内障の20%)となっています。50歳以上の人の約1%にみられ、高齢になるほどその率は高くなります。数年前までは有効な治療がなかったのですが、最近いくつかの治療法が新たに開発され、早期発見できればある程度視力を維持できるようになってきました。
加齢黄斑変性には、脈絡膜新生血管が網膜色素上皮を突き破って広がり黄斑部の出血や浮腫を引き起こしていく滲出型と、黄斑部がゆっくりと枯れるように薄くなっていく萎縮型の2つのタイプがあります。

加齢黄斑変性の原因

主たる原因は「加齢」です。加齢により黄斑部の細胞の働きが悪くなると、酸素や栄養分の供給が低下し、老廃物が蓄積されてきます。この状態がさらに進行すると、黄斑部に異常な血管(脈絡膜新生血管)が生じ、出血や浮腫、進行すると網膜剥離を起こします。

加齢黄斑変性の症状

眼底の中心部分である黄斑が障害されるために、視野の中心が暗く見えにくくなる中心暗点が主な症状です。これに伴い、視力低下や変視症(物がゆがんで見える)などの訴えも多くみられます。ただし、片眼性の場合は自覚症状がまったくないこともあります。

加齢黄斑変性の検査

滲出型では、眼底検査をすると黄斑出血や黄斑浮腫がみられ、進行すると漿液性網膜剥離や網膜色素上皮剥離と呼ばれる「むくみ」がみられます。螢光眼底造影検査を行うことで、どの程度脈絡膜新生血管が広がっているかを確認します。またOCT検査(光干渉断層計)という網膜の断面をみる検査は必須であり、細かい変化まで観察できます。
萎縮型は、螢光眼底造影検査で網膜色素上皮の萎縮が地図状に広がっているのが確認されます。脈絡膜新生血管は生じないので、出血や浮腫は伴いません。

加齢黄斑変性の治療

滲出型の加齢黄斑変性にはいくつかの治療法があります。治療の目的は脈絡膜新生血管を退縮させ、視力を維持していくことです。視力が改善することもありますが、完全に正常化することはほとんどありません。
まず抗VEGF薬の硝子体内注射を行います。脈絡膜新生血管の発症や進行に関与していると言われる血管内皮増殖因子「VEGF」という物質があるのですが、そのVEGFの作用を抑制する抗VEGF薬を眼内(硝子体内)に直接注入する治療法です。従来のレーザー治療と比較して正常組織を損傷しないところが大きな利点です。
抗VEGF薬に抵抗性がある場合、光線力学療法を行います。光線力学療法は、光感受性物質を点滴し、その後に非常に弱い出力の専用レーザーで病変部を選択的に照射する治療法です。光感受性物質は脈絡膜新生血管に多く取り込まれるという特性を利用しています。治療を行う前に造影検査を行って脈絡膜新生血管の範囲を確認し、病変の大きさに合わせてレーザーの照射範囲を決定します。治療後48時間は直射日光に当たってはいけないので、初回は入院の上行います。こちらも従来のレーザー治療と比較して正常組織を損傷しないところが大きな利点です。
残念ながら萎縮型の加齢黄斑変性には現在のところ治療方法はありません。

加齢黄斑変性の注意点

喫煙している人は加齢黄斑変性になるリスクが高いことが分かっています。
ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、ルテイン、亜鉛などを含んだサプリメントを飲むと加齢黄斑変性の発症が少なくなることが分かっています。
緑黄色野菜はサプリメントと同様に加齢黄斑変性の発症を抑えると考えられています。

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